バイデン氏、英女王死去で記帳 半旗を指示 プーチン氏含む各国首脳が追悼
アイルランドのマーティン首相は女王の死去は「一つの時代の終わり」との認識を示し、「責務と公務に対する貢献は誰の目にも明らかで、彼女の見識と経験は本当に他にないものだった」と述べた。
ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇は新国王に宛てた公開書簡で「イエス・キリストの信仰の揺るがぬ証人だった」と女王をたたえた。
フランスのマクロン大統領は「(女王は)70年以上にわたり英国の継続と団結を体現した。フランスの友人として、忘れえぬ印象を刻んだ心優しい女王として、我々の記憶にとどまる」と述べた。
ドイツのショルツ首相は、女王が「ここドイツにおいても、多くの人にとって模範的な人物であり、鼓舞する存在だった」とした上で、「第2次世界大戦の恐怖の後、ドイツと英国の和解に対する献身を忘れることはできない。そのすばらしいユーモアも含め、女王がいなくなって寂しく思う」と述べた。
ロシアのプーチン大統領は声明で「近年の英国の歴史で最も重要な出来事は女王陛下の名と密接につながりがあった」と言及。「数十年にわたり、エリザベス2世は国民の愛と尊敬を正当に受け、世界の舞台でも権威を示した。この重く、代えがたい喪失の中であなたがたの勇気と忍耐を祈る」との声明を出した。
米国では大統領経験者のトランプ、オバマ、ジョージ・W・ブッシュ、クリントン各氏も女王との思い出に触れ、追悼のメッセージを発表した。