熱水泉で発見された足の一部、身元判明 米イエローストーン公園

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8月に人間の足の一部が見つかったイエローストーン国立公園の熱水泉「アビスプール」/Diane Renkin/National Park Service/AP/File

8月に人間の足の一部が見つかったイエローストーン国立公園の熱水泉「アビスプール」/Diane Renkin/National Park Service/AP/File

(CNN) 米イエローストーン国立公園にある熱水泉で8月、人間の足の一部が浮いているのが見つかった件で、公園当局は17日、遺体の身元が判明したと明らかにした。

足の一部が見つかったのは、米ロサンゼルス在住のイルハン・ローさん。公園の声明によると、DNA解析によりここ3週間の間に身元が特定され、家族に通知が行われた。

公園当局によると、調査の結果、熱水泉の「アビスプール」で7月31日午前、1人がかかわる目撃者不在の事案が起きたとの判断に至った。事件性はないという。証拠が不足しているため、ローさんの死亡時の状況は依然不明。

第一発見者は公園職員で、靴を履いた状態の足の一部が熱水泉に浮いているのを発見した。

米国立公園局によると、アビスプールの深さは約16メートル。水温は約60度に上る。同局はウェブサイト上で、こうした熱水泉の訪問者は「重いやけど」を負う場合があると警告している。

公園のウェブサイトによると、イエローストーンの熱水泉で死者が出るのは初めてではない。2000年8月には、熱水泉の一つに転落した人が死亡。16年6月には、指定の道からそれた男性が別の熱水泉に転落して死亡した。

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