90歳の菓子店オーナーを襲撃、男を逮捕 米NY

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1974年に創業した人気菓子店「レイズ・キャンディー・ストア」/Gotham/GC Images/Getty Images

1974年に創業した人気菓子店「レイズ・キャンディー・ストア」/Gotham/GC Images/Getty Images

(CNN) 米ニューヨーク・マンハッタンのイーストビレッジにある人気菓子店「レイズ・キャンディー・ストア」のオーナーを襲ったとして、男が逮捕された。

レイズ・キャンディー・ストアは菓子やミルクセーキ、スナックなどを売る年中無休、24時間営業の路面店。イラン出身のレイ・アルバレズさん(90)が1974年に創業し、地元客や観光客に親しまれてきた。

ニューヨーク市警(NYPD)の発表によると、ルイス・ペロザ容疑者(39)は1月31日午前3時ごろ、包みを持ってアルバレズさんに近付き、買う気があるかと話しかけた。

アルバレズさんが中身を尋ねると、別の男に包みを預け、「殺してやる」と言って「ベルトの端に重い石をつけた」凶器でアルバレズさんの頭と顔を殴打。血を流すアルバレズさんを残し、徒歩で逃げ去ったとされる。

同容疑者は暴行の疑いで2月3日に逮捕された。

アルバレズさんは事件後、CNN提携局とのインタビューであざだらけになったと話し、「何もやる気が起きない。ただ横になっていたい」と嘆いた。

常連のドキュメンタリー映画監督、ニコラス・ヘラー氏はインスタグラムに、あざの残るアルバレズさんの写真と動画を投稿し、「本人は気分がかなりよくなったと話し、かの有名なフライド・オレオ(クッキーを揚げた菓子)を作り続けている。立ち寄って応援を」と呼び掛けた。この投稿には13万件以上の「いいね」が寄せられた。

レイズ・キャンディー・ストアはコロナ禍で閉店の危機に陥ったが、友人や地域の住民らが店を救おうと、昨年11月に資金調達サイト「ゴーファンドミー」で募金を立ち上げた。集まった寄付金は5万9000ドル(約780万円)を超えている。

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