トランプ氏就任に「泣きじゃくった」 ミシェル夫人が告白
ワシントン(CNN) ミシェル・オバマ元大統領夫人が音声番組ポッドキャストで、ホワイトハウスをトランプ前大統領に明け渡した日を振り返り、30分間泣きじゃくったと告白した。
ミシェル氏はトランプ氏の就任式に出席した後、大統領専用機で最後に移動した機中でこらえ切れず、「ドアが閉まってから30分間ずっと泣き続けた。どうしようもなく、ただ泣きじゃくっていた」と明かした。
7日に始まったポッドキャストでは、同氏が3冊目の著書「The Light We Carry」の宣伝に6都市を訪れ、オプラ・ウィンフリー氏ら有名司会者と対談した様子が紹介されている。
ミシェル氏は番組の中で、就任式の日はいくつもの理由で激しい感情に襲われたと告白。一家が8年間暮らしたホワイトハウスは当時「2人の娘たちがどこよりも最も長い期間を過ごした家」で、「スタッフや一緒に育ててくれたみんなともお別れだった」と回想した。
気分は沈んでいたが、就任式では「しっかりしていなければならなかった」とも話した。式典中に壇上の席から見えたのは「私たちが体現していたのとは正反対」の光景で、多様性も米国の幅広さも見当たらなかったと振り返った。