米南部の銀行で銃乱射 4人死亡、9人負傷 ライブ配信の容疑者射殺
ルイビルのグリーンバーグ市長は「勇気ある英雄的な」緊急対応要員の対応を称賛し、「彼らの行動が人命を救ったことは間違いない」と述べた。
今回の銃撃事件は米国で相次ぐ銃乱射事件の最新の例となる。非営利団体「ガン・バイオレンス・アーカイブ(GVA)」によると、米国では今年、少なくとも145件の銃乱射事件が発生。GVAはCNNと同じく、銃撃犯を除く4人以上が銃撃を受けた事件を銃乱射事件と定義している。
連邦法執行当局の情報筋によると、犯行で使われた銃はAR15型のライフル。半自動のAR15は米国で最も人気が高いスポーツ用ライフルで、2021年の全国調査によると、約2460万人がAR15もしくは同様のタイプのライフルを所有している。
警察学校を卒業したばかりのニコラス・ウィルト巡査。頭部を銃撃され重体/Louisville Metro Police Department
AR15やその派生型は、近年の凶悪な銃乱射事件の多くで使われてきた。コネティカット州のサンディフック小学校やコロラド州オーロラの映画館で起きた事件などで使われたほか、2週間前にもキリスト教系の私立小学校でAR15型の兵器を使った事件が発生し、大人3人、9歳の子ども3人が死亡していた。