米、プリゴジン氏死亡の「可能性高い」 ミサイルによる撃墜の兆候なし

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プリゴジン氏が搭乗していたとされる機体の墜落現場に消防士が出動=23日/Investigative Committee of Russia/Reuters

プリゴジン氏が搭乗していたとされる機体の墜落現場に消防士が出動=23日/Investigative Committee of Russia/Reuters

(CNN) ロシア民間軍事会社ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏が搭乗していたとされる航空機の墜落について、米国防総省のライダー報道官は24日、米国政府としてはプリゴジン氏が死亡した可能性が高いとみていることを明らかにした。国防総省は現時点で、ミサイルによる撃墜を示す情報を確認していないとも語った。

死亡の判断につながる情報の詳細には言及を避けつつ、さまざまな要素に基づく初期の状況評価で「死亡の可能性が高い」と述べた。

この自家用ジェット機は23日、ロシア首都モスクワの北西トベリ州で墜落した。米情報機関による原因の分析はまだ初期段階にある。

西側の諜報(ちょうほう)に詳しい別の情報筋も米当局者と同様の見解を示し、ミサイルが発射されたことを示す情報はないと述べた。

複数の当局者によると、米国はロシアの防空システムから発射される地対空ミサイル、もしくはロシアの戦闘機から発射される空対空ミサイルがプリゴジン氏の搭乗機に命中したことを示す情報は一切確認していないという。

当局者らは墜落原因について結論を出すのは時期尚早だと注意を促しつつも、機内にあった爆発装置で墜落した可能性を含め、複数の可能性を検証中だとしている。

自家用機の墜落はフライト開始から約30分後に発生した。フライトレーダー24の追跡データによると、同機は上空2万8000フィート(約8530メートル)で水平飛行に入った際に突然、不安定な上昇と下降を開始。現地時間午後6時19分には毎分8000フィート近い猛烈な速さで下降し、その後、高度データの送信が途絶えた。

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