米財務長官が訪中、過剰生産やロシア支援への懸念伝える
ウクライナに侵攻したロシアに対し、米国とその同盟国は通商を打ち切り、経済制裁を科しているが、中国はそうしたロシアにとっての経済的な生命線として浮上している。中国政府は中立を主張し、紛争の平和的解決を呼び掛けているが、侵攻に対する批判は避け、経済、外交、軍事の面でロシアとの結びつきを深めている。
イエレン氏は8日、中国の当局者との国家安全保障をめぐる会談が困難なものだったと表明。中国企業がロシア軍の装備の調達に一定の役割を果たしている懸念が消えていないことを明らかにした。
イエレン氏のコメントについて問われた中国外務省の報道官は、「様々な領域における中ロ間の通常の協力は、干渉も制限もされるべきではない」との見解を示した。