交通取り締まりの警官が96発発砲、ドライバーの男性死亡 米シカゴ
発端はシートベルト違反
シカゴ警察説明責任市民事務所の9日の発表によると、シカゴ警察の警官5人は、リードさんがシートベルトを着用していなかったとして車を止めさせた。
複数の警官がリードさんの車を取り囲み、口頭で命令したが、リードさんが命令に従わなかったことから銃を抜いてリードさんに銃口を向けた。これが銃撃戦に発展してリードさんが死亡、警官1人が手を撃たれた。
射殺された現場を捜査する警察=3月21日、米イリノイ州シカゴ/WLS
「映像と当初の報告を検証した結果、リードさんが最初に発砲して警官に命中し、4人の警官が撃ち返したことが確認されたようだ」と同事務所は述べている。
「リードさんが車を出て地面に倒れた後も含め、警官が41秒の間におよそ96回撃ち返していたことも確認された」
「リードさんは何発もの銃弾を浴び、搬送先の病院で死亡が確認された。銃はリードさんの車の助手席で回収された」