米ボルティモアの橋崩落、6人目の遺体収容 全員が移民の建設作業員
(CNN) 米メリーランド州ボルティモアで3月下旬に起きた橋の崩落現場から、6人目の遺体が収容された。当局が7日に明らかにした。これで犠牲者全員の遺体が収容されたとみられている。
遺体が見つかったのはボルティモアに住んでいたホセ・マイノル・ロペスさん(37)。3人の子どもの父親で、一家の生計を担っていた。
フランシス・スコット・キー橋は、電源を喪失した貨物船に衝突されて崩落し、橋の穴を修理していた建設作業員6人が死亡した。
犠牲になった6人はいずれも中南米からの移民で、ホンデュラス、エルサルバドル、メキシコ、グアテマラの出身だった。
3月にはロペスさんの一家を支えるために、クラウドファンディングページが開設された。
遺体の収容や、現場から橋の残骸を撤去する作業は難航していた。6日にはメリーランド州のウェス・ムーア知事の案内で、連邦当局者が現場を視察した。