AC130J「ゴーストライダー」に搭乗、米軍最大の航空砲を搭載 朝鮮半島上空
この機体はサウジアラビアのカフジで行われていた戦闘で米海兵隊を支援中、ペルシャ湾に墜落し、搭乗していた14人全員が死亡した。
AC130の搭乗員は対空砲火の危険性を認めており、一部の専門家の間では、北朝鮮と紛争になった場合の有用性を疑問視する声もある。
グリフィスアジア研究所の客員研究員を務める元豪空軍将校、ピーター・レイトン氏は「AC130Jは北朝鮮国境に設置された防空装置に対して脆弱(ぜいじゃく)過ぎるため、国境から100カイリ以内では運用できないだろう」と指摘する。
ただ、レイトン氏は、韓国領内深くに侵入した北朝鮮特殊部隊の拘束を試みる同盟国軍を支援する場合、AC130Jが役に立つ可能性があるとの見方も示した。
在韓米軍特殊作戦軍の広報責任者を務めるクリストファー・J・メスナード少佐は、AC130Jは朝鮮半島に適した兵器だと説明する。
「我々はAC130Jのような兵器を自ら選んだ時と場所で運用する能力に最大限の自信を持っている。地域がどこであろうと、適切にリスクを考慮して運用する」(メスナード氏)