米大統領選、両陣営へのハッキングにイラン政府が関与 米捜査機関が結論

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
米政府は、大統領選の両陣営へのハッキングにイラン政府が関与していたと結論づけた/Vahid Salemi/AP/File

米政府は、大統領選の両陣営へのハッキングにイラン政府が関与していたと結論づけた/Vahid Salemi/AP/File

(CNN) 米政府は、11月の大統領選に臨むトランプ前大統領の陣営とバイデン大統領及びハリス副大統領の陣営を狙ったハッキングと情報漏洩(ろうえい)活動にイラン政府が関与していたと結論づけた。連邦捜査局(FBI)並びに複数の米諜報(ちょうほう)機関が19日に明らかにした。

FBIは最近、トランプ氏に対して初期段階の捜査結果を説明した。ハリス氏の陣営も、複数のハッカーがバイデン氏とハリス氏の陣営へのハッキングを試みたが成功しなかったと明かしている。

今回の捜査を通じ、イランをはじめとする他国が今年の大統領選への介入を試みている兆候が最も明確な形で示されたと、米当局者らはみている。イラン側は共和、民主両陣営と直接つながる個人へのアクセスを試み、情報の窃盗や公開によって選挙の過程に影響を及ぼそうとしているという。

FBIはトランプ氏の長年の協力者、ロジャー・ストーン氏の個人メールアカウントへ今年6月にハッカーが侵入した問題でイランの関与を疑っていた。

このハッキング以外にも、偽名を用いたアカウントからトランプ陣営の内部文書が複数のメディアに漏出する事案が起きている。これについては米政治専門サイト「ポリティコ」が最初に報じた。ポリティコによればこれらの文書の中には、共和党の副大統領候補、J・D・バンス氏に関する調査ファイルが含まれていたという。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「米大統領選2024」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]