メラニア夫人、ジル夫人との会談欠席の見通し 先約のため
ワシントン(CNN) トランプ次期米大統領の妻、メラニア氏がファーストレディーであるジル・バイデン氏とのホワイトハウスでの会談に出席しない見込みであることが分かった。メラニア夫人の予定に詳しい情報筋が明らかにした。2020年を除き、現ファーストレディーが次期ファーストレディーをホワイトハウスで迎えるのは伝統となっている。
この判断は、メラニア夫人がファーストレディーの地位に再び就く準備を進める中、同氏の伝統に従わないという長年にわたり貫いてきた意志を浮き彫りにするものだ。
情報筋は、メラニア夫人が最近出版した回顧録に関連して先約があると述べている。情報筋のひとりによると、この決定はまだ確定していない。
ジル夫人は先週、メラニア夫人を招待した。バイデン大統領もトランプ氏を大統領執務室に招待している。これは、平和的な権力移行が行われることを米国と世界に示す象徴的な振る舞いであると同時に、トランプ氏に対する暗黙の非難でもある。同氏は2020年の選挙結果に異議を唱え、バイデン氏との会談を拒否していた。両氏は13日午前11時に会談する見通し。
トランプ氏の周囲の一部はジル夫人との会談を重要視しており、メラニア夫人に出席を勧めるべきとの議論もあった。しかし、1期目の4年間でファーストレディーの役割と期待されるものを再定義したメラニア夫人は、2期目はさらに自主性を高めようとしていることを早くも打ち出している。