米旅客機衝突事故発生の空港 ヘリとのニアミス、以前から複数の報告

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ポトマック川を捜索する救助船/Reynolds/AFP via Getty Images

ポトマック川を捜索する救助船/Reynolds/AFP via Getty Images

近年では、同空港への便数を増やす提案が激しい政治論争を引き起こしていた。一部の議員は以前に同空港の過度な混雑と安全への影響について警告している。

今回発生した、01年以来最悪の米国航空事故は、同空港での運航方法の変更や、より広範な改革につながる可能性がある。

ポトマック川上空で何が起きたか

かつて第12航空大隊に所属し、ブラックホークのパイロットだった、ブラッド・ボウマン氏は、今回の衝突事故について「世界とは言わないにしても米国内で特に忙しい管制センター」で起きたと述べた。

墜落事故後現場に駆け付けた緊急部隊/Andrew Harnik/Getty Images
墜落事故後現場に駆け付けた緊急部隊/Andrew Harnik/Getty Images

ボウマン氏は、この地域での飛行には、パイロットとレーガン空港の管制塔の間で慎重な意思疎通と協力が必要とされるとし、「全員が全力を尽くし、指示に正確に従わなければならない」と説明した。

管制塔の音声をライブ配信している「LiveATC.net」が捉えた事故直前の音声では、航空管制官がヘリのパイロットに航空機が見えるか尋ね、その後「後ろを通る」よう指示したことが分かる。ヘリのパイロットは「航空機は見えている」と応答していた。

航空観測筋によると、ヘリが空港近くのポトマック川上空を飛行するのは珍しいことではない。政府の報告書によると、ヘリは17年から19年にかけてレーガン空港から約48キロ以内を毎日平均約80回飛行していた。

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