米ワシントン旅客機衝突事故、水中からの機体の回収始まる

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米連邦議会議事堂近くを流れるポトマック川から機体の残骸を引き揚げる作業用クレーン/Carolyn Kaster/AP

米連邦議会議事堂近くを流れるポトマック川から機体の残骸を引き揚げる作業用クレーン/Carolyn Kaster/AP

ワシントン(CNN) 米首都ワシントン近郊のレーガン空港付近で旅客機と米軍のヘリコプターが空中衝突した事故で、水中からの機体の残骸の引き揚げ作業が3日に始まった。

アメリカン航空5342便の残骸の大部分の回収作業が始まった。同便は1月29日、米軍ヘリのブラックホークと衝突した後、胴体部分が三つに破壊された。旅客機とヘリコプターに搭乗していた全員が死亡した。今回の衝突事故による死者数は、米航空史上過去20年あまりで最多だった。

3日の作業は苦労が多く、進みもゆっくりとしたものとなった。エンジンが水中から最初に姿を現した残骸で、クレーンでゆっくりと引き揚げられた。岸から撮影された動画には、作業員がエンジンを船のデッキに丁寧に誘導する様子が捉えられていた。遠くから見ると、エンジンカバーと排気ノズルの大部分は無傷のようだった。

2時間後、胴体の一部が引き揚げられた。

今回の引き揚げ作業の前にはダイバーが週末に地上からは見えない水中の残骸の全容を確認して、回収計画が策定された。残骸の引き揚げには今週いっぱいかかるとみられている。ヘリコプターの残骸の回収にはさらに4日かかる予定。

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