米上院、パム・ボンディ氏の司法長官人事を承認 州司法長官などを歴任
ワシントン(CNN) 米上院は、トランプ米大統領が司法長官に指名したパム・ボンディ氏の人事を承認した。
投票は賛成54票、反対46票で、おおよそ所属政党に沿ったものとなった。
ボンディ氏は、トランプ氏が司法長官に指名した2人目の人物。最初に司法長官候補となったマット・ゲーツ元下院議員は共和党からの支持が得られず指名を辞退していた。
ボンディ氏は公聴会で、バイデン前大統領時代の司法省の「武器化」を激しく非難し、トランプ氏に対して行ったような犯罪捜査で人々を標的とすることはないと述べた。
ボンディ氏は、2020年の大統領選でトランプ氏が敗北したことは認めるとしたが、政権移行は平和的に行われたと虚偽の主張をした。20年大統領選の結果を受けた21年1月の連邦議会での選挙人の投票の確認では、トランプ氏の支持者が議事堂に乱入する事件が起きていた。
ボンディ氏は保守的な立場で法廷に立つことで知られる。フロリダ州の検察官として10年あまりにわたって注目を集める訴訟を担当してきた。検察官として働いた後、フロリダ州で初めての女性の司法長官に就任していた。
トランプ氏の弾劾(だんがい)裁判では弁護人のひとりを務めた。