トランプ氏、プーチン氏と会談したと明かす 「人々が死ぬのを止めたがっている」
(CNN) 米国のトランプ大統領は、ロシアのプーチン大統領と会談したと明らかにした。米紙ニューヨーク・ポストが8日報じたインタビューのなかで明らかにした。
トランプ氏はニューヨーク・ポストに対し、「彼は人々が死ぬのを止めたいと思っている」と述べた。
両首脳による会談が行われた時期や回数、トランプ氏の大統領就任後だったのかといった点については不明。CNNは国家安全保障会議(NSC)に説明を求めた。
ロシアのペスコフ大統領報道官はCNNの取材に対し、「否定も肯定もできない」と述べた。ペスコフ氏は、トランプ政権が活動を活発にすればするほど、米政府とロシア政府は「異なるチャンネルを通じて」対話を行うとし、「そのため、私の知らない何かがあるのかもしれない」と語った。
トランプ氏はインタビューのなかで、プーチン氏との会談の回数について「言わないほうがいい」としつつ、プーチン氏との良好な関係を強調した。
トランプ氏はプーチン氏によるウクライナでの戦争が早期に終結することに期待を示した。ロシアがウクライナへの全面的な侵攻を開始してから、間もなく4年目を迎える。
トランプ氏は先に、停戦に向けた話し合いで「多くの進展があった」と明らかにしていた。
トランプ氏は、ロシア側が会談を行いたがっているとして、ウォルツ大統領補佐官(国家安全保障担当)に協議を進めるよう指示した。
トランプ氏は7日、記者団に対し、翌週にもウクライナのゼレンスキー大統領と会談を行う可能性があると明らかにしたほか、プーチン氏との会談も計画していると示唆していた。
ゼレンスキー氏は、ドイツで開催される「ミュンヘン安全保障会議」に代表団を率いて出席する見通し。同会議には米国のバンス副大統領や、ウクライナ・ロシア担当特使を務めるキース・ケロッグ氏も出席が予定されている。トランプ氏の出席は予定されていない。