ウクライナは「ロシアになるかも」 トランプ米大統領発言

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ウクライナのゼレンスキー大統領(左)と対談するトランプ氏=2024年9月27日、米ニューヨーク市のトランプタワー/Shannon Stapleton/Reuters/File

ウクライナのゼレンスキー大統領(左)と対談するトランプ氏=2024年9月27日、米ニューヨーク市のトランプタワー/Shannon Stapleton/Reuters/File

(CNN) 米国のドナルド・トランプ大統領は10日に放送された米FOXニュースのインタビューの中で、ウクライナについて「いつかロシアになるかもしれない」と発言した。

米国のJ・D・バンス副大統領とウクライナのボロディミル・ゼレンスキー大統領の会談を数日後に控え、トランプ大統領は戦争終結に向けた米政権の取り組みについて説明。「彼ら(ウクライナ)は取引するかもしれないし、取引しないかもしれない。彼らはいつかロシアになるかもしれないし、ロシアにならないかもしれない」と述べた。

ロシアとウクライナの和平交渉については、交渉に向けた地ならしに関して自身の政権が「とてつもない進展」を遂げたとトランプ氏は主張した。ドイツで週内に開かれるミュンヘン安全保障会議では、ゼレンスキー氏とバンス氏の会談が予定されている。

トランプ氏の発言を受けてロシア政府のドミトリー・ぺスコフ報道官は11日、「ウクライナのかなりの部分がロシアになることを望んでいる。事実として、既にロシアになっている(ことは否定できない)」と記者団に語った。

FOXのインタビューの中でトランプ大統領は、米国のウクライナ支援に関して投資への見返りを期待する考えを改めて強調。「彼らはレアアース(希土類)や石油、ガスなどに関してとてつもなく貴重な土地を持っている。私は我々の金を確保したい」と述べ、次のように語っている。

「私は、例えば5000億ドル相当のレアアースなど、相応を望むと伝えた。彼らは基本的に同意したので、我々は少なくとも馬鹿な思いをせずに済む。そうでなければ我々は馬鹿者だ。我々も得るものが必要だと私は告げた。このままこの金を払い続けるわけにはいかない」

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