香港の「ピンクイルカ」が激減、絶滅の危機
また23年に完成が予定される香港国際空港の第3滑走路は、新たに埋め立てる650ヘクタールの土地に建設される。
さらに住宅地の地価高騰への対策として、現在イルカの生息区域で4カ所の埋立事業が提案されている。
ハン氏によれば、香港政府は環境関連の研究に毎年12.5万ドル余りの資金を出しているほか、海洋生物保護公園の開設や生息数を監視する活動への協力を通して、イルカの保護に努めてきた。しかし政府の中でも経済部門の発言力が特に強いため、保護を訴える声がかき消されてしまうと、ハン氏は懸念を示している。