アフリカ東部狙う新たなテロ情報、シャバブか 米情報機関
(CNN) ケニアの首都ナイロビの高級ショッピングモールで起きた武装勢力による襲撃事件に関連し、米情報機関当局がアフリカ東部、特にケニアなどを標的にした新たなテロ攻撃の謀議を示唆する機密情報を入手し、監視態勢を強めていることが28日までに分かった。
少なくとも67人の犠牲者が出たモール襲撃事件では隣国ソマリアに拠点があるアルカイダ系過激派「シャバブ」が犯行を認めた。新たなテロ攻撃の情報にもシャバブが絡んでいるとみられる。同組織はモールでの事件後、新たな攻撃を仕掛けるとも脅していた。
複数の米政府当局者によると、今回入手した新たなテロ情報は標的や決行日時などの詳細には触れていない。ただ、当局者の1人は「懸念せざるを得ない情報が含まれている」と深刻に受け止め、事前阻止の対策に注力していることを明らかにした。
新たなテロ情報はモール襲撃事件に絡む捜査の過程で入手された。電話やインターネット通信の傍受などで得たとみられる。