シリア政権、前提条件なしで和平会議に参加の用意
国連とロシア、米国の代表は同日、ジュネーブ2の開催に向けた協議をジュネーブで行った。だがシリアの反体制派の多くが前提条件なしの和平会議には参加しない意向を示していることもあり、開催に向けた調整がつかなかった。
イスラム系の反体制派19団体は先月、和平会議への参加を拒否。会議の前にアサド大統領が辞任するよう求めているグループもある。反体制派の連合体であるシリア国民連合は、アサド政権と同盟関係にあるイランが招待されるなら参加しない意向を示している。
また、イタルタス通信は5日、ロシアのラブロフ外相がジュネーブ2には前提条件は設けないと述べたと伝えた。同外相は、前提条件の設定は会議に向けて米露が準備してきたプランにそぐわないと語ったという。