シリア和平会議、イランは一転して欠席へ
イラン側の拒否宣言に対し、潘事務総長は「矛盾した」発言に「深く失望している」と述べたうえで、招待を撤回すると表明した。
シリア反体制派の統一組織、シリア国民連合の報道官はCNNとのインタビューで、撤回は「正しい判断だ」と述べた。米国務省のサキ報道官も潘事務総長の動きを評価し、会議の進展に期待を示した。
国連の統計によると、シリアでは11年に反政府運動が始まってから10万人以上が死亡している。イランはアサド政権と友好関係にあり、戦闘員や情報、通信などを政権側に提供していると指摘されてきた。
また、イランが支援するイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラも、アサド政権を支持している。