マレーシア機不明、アンダマン諸島に向かった可能性も
さらに、同機はインド洋のアンダマン諸島に着陸したとの説もある。
この説は、ロイター通信が14日に明らかにしたレーダーデータの分析に基づいている。このデータは、同機がやみくもにマレーシアから北西に向かっていたわけではないことを示している。
ロイターは、捜査に詳しい情報筋の話として、同機の操縦者は、ウェイポイントと呼ばれる飛行経路上に設定されている通過点をたどっており、そのウェイポイントに導かれてインド東部のベンガル湾に浮かぶアンダマン諸島に向かった可能性があるとしている。レーダーのデータでは、同機がアンダマン諸島上空を飛行したことは確認されていないが、同諸島に向かう飛行経路上で確認されたという。
複数の航空専門家は、可能性は極めて低いものの、何者かが同機をハイジャックし、密かにこの地域に着陸させた可能性もあると指摘する。
たしかにアンダマン・ニコバル諸島の主都ポートブレアの国際空港には、ボーイング777型機が着陸できるだけの長さの滑走路があるが、この地域はインドにとって戦略的に重要な地域で、多くの軍隊が配置されているため、インド当局者は、ハイジャック犯がこの規模の航空機でこの地域に密かに着陸を試みるとは考えにくいとしている。