エボラ出血熱の死者100人超、「最も厳しい」とWHO
WHOのフクダ事務局長補は、「これまでに直面した中で最も厳しいエボラ出血熱の流行の1つ」との見方を示した。
西アフリカでエボラ出血熱の流行が表面化したのは今回が初めて。医師や医療関係者はエボラウイルスに対応した経験がなく、恐怖や不安が広がってデマが流れる恐れもある。
WHOは現地に派遣している職員を現在の約50人からさらに増やし、感染防止などの対策に当たる。
マリ政府はエボラ感染が疑われる3人の試料を確認のため米疾病対策センター(CDC)に送っていたが、WHOによれば、うち2人は陰性で、残る1人は結果待ちだという。同国では9人の感染が疑われている。