ソマリア過激派がまた国会議事堂襲う、車爆弾など 多数死傷
モガディシオ(CNN) アフリカ東部ソマリアの警察当局者は5日、武装勢力が同日、首都モガディシオにある議会議事堂を襲撃、6人が死亡、12人が負傷したと述べた。
同国に拠点があるアルカイダ系の過激派「シャバブ」が犯行を認める声明を出し、警官数十人を殺害したと主張した。今後も同国各地で政府庁舎への襲撃を続行するとも宣言した。
地元警察の報道担当者は、議事堂襲撃での死傷者は増える恐れがあると述べた。犯行には爆弾を積んだ車両が使われた。議事堂警備の軍兵士が近づく車両を止めたところ、起爆したという。
死亡者には子ども2人、警官3人に襲撃犯の1人が含まれる。負傷者のうち7人は治安要員だった。
襲撃犯の総数は伝えられていない。シャバブは今年5月下旬にも議事堂を襲い、複数の警備要員らが殺害されていた。
ソマリア政府軍との交戦を続けるシャバブは同国内外で多数のテロ事件を引き起こしている。昨年秋には隣国ケニアの首都ナイロビにあるショッピングモールを襲って67人を殺害、200人を負傷させていた。