ポル・ポト派元最高幹部2人に終身刑 カンボジア特別法廷
両被告はまた、大量虐殺、戦争犯罪や他の人道に対する罪などにも問われている。これらの罪に関する審理は分割して行われることが決まり、一部が先月から始まった。
特別法廷は国連の支援で2006年に設立。これまで同法廷で判決が下されたのはプノンペンにあった政治犯収容所のカン・ケ・イウ元所長に対する戦争犯罪での終身刑のみだった。拷問などで悪名高かった同収容所では1万4000人以上が死亡したとされる。
同法廷で起訴された元最高幹部は計4人。ヌオン・チア、キュー・サムファン両被告以外の2人は公判途中で死亡したり、精神的な問題を理由に被告から外されていた。
旧政権のナンバー1だったポル・ポト元共産党書記長は1998年に死亡していた。