インド北部で豪雨、20人死亡 バス流され49人不明
インド・スリナガル(CNN) インド北部ジャム・カシミール州当局は5日までに、同州で豪雨による洪水が発生し、20人が死亡したと発表した。また同州ラジューリ県では結婚式の一行を乗せたバスが鉄砲水に流され、少なくとも49人が安否不明だという。
同州では2日から豪雨が続き、当局が警戒を強めていた。地元政府高官によると、流されたバスは同州ジャムから約150キロ北にあるラジューリ県ラム村に向かう途中だった。
同県のジャティンデル・シン長官は「洪水が起きた川から遺体を回収する作業を進めようとしているが、豪雨と急流の影響で作業が進まない」と述べた。
シン長官は、バスの乗客は50人以上で、正確な数は分かっていないと言及。「数人の乗客はバスから飛び降りることができた」ものの、他に生存者はいないとの見方を示した。
多くの村や州都スリナガルなどの都市部で川が危険水位を超え、浸水被害が出ている。当局によると、住宅50棟が大きな被害を受けたという。
気象当局によると、雨は5日まで降り続く見込みだという。