ナイジェリア女子生徒拉致で解放交渉、過激派メンバーと交換か
(CNN) ナイジェリア北東部の学校で今年4月、女子生徒200人以上がイスラム過激派「ボコ・ハラム」に拉致された事件で、ナイジェリア政府当局者と国際赤十字委員会(ICRC)が生徒らの解放に向け、ボコ・ハラム側と交渉を進めていることが21日までに分かった。交渉に参加している情報筋がCNNに語った。
当局者らは8月半ば、首都アブジャでボコ・ハラムの幹部2人と4回にわたって会談したという。
ボコ・ハラムは女子生徒の解放と引き換えに、ナイジェリア当局に拘束されているメンバーの釈放を要求。テロ罪で有罪となった受刑者や、裁判が予定される被告ら30人のリストを提示した。
ボコ・ハラムの幹部は交渉の場で、生徒らに対する強姦(ごうかん)や人身売買、性暴力を否定したという。
情報筋によると、ボコ・ハラムは生徒らをICRCに引き渡すことにいったん同意したものの、解放する人数などを巡って意見が食い違い、交渉は停滞している。