シリア、化学兵器4施設の報告漏れ アサド政権の対応に懸念
しかし、今年8月にはシリア内で塩素ガス攻撃の疑惑が新たに発覚していた。
7日の国連安保理会合ではシリアの化学兵器に関する査察活動の詳細が報告されたが、米国のパワー国連大使は塩素ガス使用の目撃者証言に触れ、「政府軍しか保有していないヘリコプター複数が関与した」とアサド政権の関与をにおわせた。
新たな化学兵器関連施設が判明したことについて、米国務省のサキ報道官はケリー国務長官による「シリア当局がOPCWに申告した内容の正確さや範囲に重大な懸念を抱かせる」との最近の声明に言及した。