米中首脳、温室効果ガス削減で合意 20年で3割近く

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また別の高官は、米中間の新たな協力関係を示す歴史的な合意だと指摘した。ホワイトハウスによれば、中国が温室効果ガスの削減に同意したのは今回が初めて。

中国は30年までに、原子力、風力、太陽光など温室効果ガスを発生させない発電方式で800~1000ギガワットの電力を供給することを目指す。これは現在中国全土で稼働している石炭火力発電所の発電量の合計を上回り、全米の総発電量にも匹敵する数値だ。

中国政府は今回、北京でのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせて工場を閉鎖し、職員を休ませて通勤の車を減らすなどの大気汚染対策を実行。メディアは北京のスモッグが軽減されて青空がのぞいたと伝えている。

両首脳は会談で、サイバー安全保障や朝鮮半島の非核化、軍事協力の強化や貿易拡大などのテーマでも合意に達した。

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