中国の食品工場で火災 18人死亡、13人負傷
香港(CNN) 中国東部の山東省寿光市にある食品包装工場で火災が発生し、少なくとも18人が死亡した。国営新華社通信が17日に伝えた。
新華社によると、火災は食品会社、龍源食品のニンジン包装作業場で16日午後7時ごろ発生し、同9時半ごろに消し止められた。13人がけがをして病院で手当てを受けたという。
出火原因は現在調査中。警察は同社の経営者などから事情を聴いている。
地元警察は火災についての詳細を明らかにしていない。龍源食品にも17日に電話取材を試みたがコメントは取れなかった。
中国では各地で工場の火災や爆発が相次ぎ、国際労働監視団体も安全対策の問題を繰り返し指摘していた。
9月には湖南省の花火工場で爆発が起きて14人が死亡。その翌日にも同省の化学工場の火災で5人が命を落としている。
8月に江蘇省の工場で起きた爆発では少なくとも75人が死亡、1月には浙江省の靴工場の火災で16人が死亡した。