小包の中から人体の一部、米国人2人に逮捕状 タイ

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バンコク(CNN) タイの首都バンコク市内の博物館から幼児の頭部や乳児の足などを盗み、小包で米ラスベガスへ送ろうとした疑いがあるとして、タイ警察は18日までに、米国人2人について逮捕状を請求していることを明らかにした。

警察によると、2人は警察の調べに対し、米国の友人らを驚かせたかったと話している。

小包は先週発送された。バンコク近郊の運送会社事務所で15日、荷物を検査していた作業員らが中身に気付き、警察に通報した。アクリル樹脂の箱が入った3つの小包のうち、1つから幼児の頭部、もう1つから3つに切断した乳児の左足、さらにもう1つからは成人の心臓と皮膚が出てきたという。

地元警察によると、小包を発送した米国人は当初、これらをフリーマーケットで見つけ、約100ドル(約1万2000円)で買ったと話していた。

しかし当局が17日に語ったところによると、小包の中身はバンコクのシリラート病院内に設置された医学博物館の法医学、解剖学の展示室から盗まれたことが判明した。

防犯カメラに米国人2人の姿が映っていたため、タイ警察が窃盗容疑で逮捕状を請求。2人はすでにカンボジアへ移動しているため、逮捕状が発行された場合はタイ当局がカンボジアに身柄引き渡しを求める可能性もある。警察は米大使館とも連絡を取っているという。

タイには子どもの遺体の一部を持っていると魔除けになるとの迷信を信じる人々がいて、闇市場でこれらが売買されることもある。

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