マレーシア機不明から1年 中間報告書、乗員に不審点なし
(CNN) 昨年3月にクアラルンプール発北京行きのマレーシア航空370便が消息を絶った問題で、調査チームは8日、同機が離陸して消息を絶つ前までに、操縦士や客室乗務員に異常な行動は見られなかったとする中間報告書を発表した。
同報告書は、「機長、副操縦士、客室乗務員らに社会的孤立、習慣や興味の変化、自己無視を示す行動的兆候は見られなかった」としている。
ただ報告書の内容は分析ではなく不明機に関する事実情報で、同機がなぜ消息を絶ったのかについての明確な答えは示されなかった。
またマレーシア当局は、中間報告書の中で、370便のフライトデータレコーダー(FDR)に取り付けられていた、海中から位置情報を知らせる発信機のバッテリーの更新期限が同機が消息を絶つ1年以上前に切れていたことを明らかにした。