インドネシア機墜落 機内に大金、ボイスレコーダーを回収
ジャカルタ(CNN) インドネシア東部のニューギニア島パプア州で墜落した同国のトリガナ航空機(乗客乗員54人)には、貧困層向けの援助金が積まれていたことが20日までに分かった。
インドネシア公共事業省によれば、同機では郵政当局者が65億インドネシアルピア(約5900万円)の現金を運んでいた。インフラの整っていない山岳地帯に暮らす貧しい人々約6600人に手渡される予定の援助金だったという。
パプア州のへき地では、送金に使う銀行がない地域もある。
捜索隊は18日に墜落現場に到着、乗客乗員54人すべての遺体を発見した。
運輸当局者によれば、現場では現金も発見された。一部は焼け焦げていたが、痛んでいないものもあったという。
墜落原因はまだ明らかになっていない。
インドネシア航空当局によれば、墜落機は着陸予定の空港から14キロの山中に墜落するところを現地住民に目撃されている。
当局者が19日に明らかにしたところでは、ボイスレコーダーは回収されたもののフライトレコーダーはまだ見つかっていないという。