安保理が北朝鮮非難の声明 米当局、軌道上に物体を確認
米戦略軍の広報は7日、CNNの取材に対し、地球の軌道上に新たな物体少なくとも2基が確認され、追跡を続けていることを明らかにした。非営利組織「憂慮する科学者同盟」の軍縮専門家によると、2つの物体は衛星と打ち上げロケットの一部だと思われるという。
韓国国防当局者は、ミサイルの一部と思われる残骸の破片を7日午前に海軍艇が海上で回収し、解析していることを明らかにした。
韓国議会情報委員会の委員長は、北朝鮮が国際社会で注目を浴びることを狙って米プロフットボールリーグ(NFL)の優勝決定戦であるスーパーボウルと中国の春節にタイミングを合わせたのではないかと分析している。
米国、韓国、日本、中国、ロシア、英国、フランス、欧州連合(EU)、北大西洋条約機構(NATO)は直ちに発射を非難。韓国の朴槿恵(パククネ)大統領は、飛行中のミサイルを迎撃する高高度防衛システム「THAAD」の配備に向けて、米国と協議に入ると発表した。
中国外務省は北朝鮮の大使を呼び、弾道ミサイル技術を使った衛星の打ち上げに対して遺憾を表明したと発表した。同時に米韓のミサイル防衛システム導入計画も批判、この問題を巡って韓国の大使も呼び出した。