エジプト機、残骸の一部や乗客の持ち物を公開
乗客のうち30人はエジプト人、15人がフランス人。生存者は見つかっていない。エジプト当局は機体が不自然な急旋回の後で急降下していたことを理由にテロの疑いを指摘したが、犯行声明は出ていない。フランスのエロー外相は21日、乗客の家族らに「どんな可能性も除外されていない」と語った。
仏航空事故調査局(BEA)は、機体の前方から煙が出ていたことを示す警報が自動発信されていたとの情報を確認した。一方、エジプト航空はこの情報に関する声明で、「単一の情報源から判断を下すのは極めて時期尚早だ」と強調した。
エジプト当局の高官がCNNに語ったところによると、今のところ搭乗していた乗員や保安要員の関与を示す情報はない。捜査状況に詳しい当局者らによれば、乗客名簿にテロ関連の要注意人物は見当たらないという。
機体は18日にエリトリアとチュニジアへ飛び、カイロからパリへ向かう前に通常の点検を受けていた。