エルドアン氏は一方で、クーデター未遂を敵対勢力に対する粛清の口実にすることはないと言明した。
同国で報道の自由が制限されているとの批判に対しては「何の問題も起きていない」と反論する一方、反乱勢力側についた報道機関があれば「司法当局が何らかの措置を講じることになるだろう」と述べた。
エルドアン氏はこれまでに、トルコから米国に亡命しているイスラム教指導者、ギュレン師がクーデター計画に関与したとの見方を示し、米国に同師の引き渡しを要求している。インタビューでは、数日中に正式な書面で引き渡しを求めると語った。米国が拒否する可能性を指摘した質問に対しては、「米国とトルコの間には、犯罪者を引き渡すことで相互に同意した協定がある」と強調した。