ミャンマー西部で治安部隊が掃討作戦、86人死亡 戦闘激化
当局の発表によれば、拘束された襲撃犯や「テロリスト」は14日だけで31人、9日以降で計234人に上る。
国営メディアはマウンドーで武装集団が民家を焼き払ったと伝えたが、治安部隊の仕業だとする報告もあり、情報が交錯している。
9月に設置されたラカイン州顧問委員会の委員長を務めるコフィ・アナン前国連事務総長は、最近の情勢に懸念を示す声明を出した。米国務省も暴力の激化を注視していると述べた。
HRWは、ミャンマー政府がこの地域からの情報の流れを遮断していると主張。政府に対し、人権侵害の調査に協力する国連要員の立ち入りを認めるよう求めている。
当局の発表によると、バングラデシュ国境付近では13日、掃討作戦に向かった部隊が約500人の武装集団から待ち伏せ攻撃を受け、兵士2人が死亡した。これを受け、空軍のヘリコプターが上空から武装集団に銃撃を加えたという。