米駆逐艦衝突、航行任務の実態は 元海軍将校が解説
(CNN) 米海軍のイージス駆逐艦フィッツジェラルドが伊豆半島沖でコンテナ船と衝突し、乗組員7人が死亡した事故。事故原因の捜査が実施されようとする中、海軍の艦船が通常どのように任務を遂行しているのかについての疑問も浮上している。
CNNの安全保障の専門家で、米海軍の元将校でもあるジョン・カービー氏に話を聞いた。
海軍艦船はどのように航行しているか
乗組員はレーダー装置や全地球測位システム( GPS)、目視による確認を通じて絶えず情報を入手し、針路の特定、気象状況の把握、他の船舶の監視などを行う。送られてくる信号にどの程度の注意を払うかは、置かれた状況により異なるとカービー氏は語る。
艦船の位置や動きはリアルタイム画像として艦内の電子海図表示情報システムに表示され、担当の乗組員がこれを分析する。
艦船を操縦しているのはだれか
ブリッジには24時間、乗組員が配置される。通常時の監視チームの人数は6~10人で、当直将校の下で航行の安全に関する責任を負う。