劉暁波氏の診察時の映像流出 ドイツ大使館が批判

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診断時の映像が流出したことについて、ドイツ大使館が批判の声を上げている

診断時の映像が流出したことについて、ドイツ大使館が批判の声を上げている

北京(CNN) 服役中に末期がんとの診断を受けて仮釈放された中国の人権活動家でノーベル平和賞受賞者の劉暁波(リウシアオポー)氏(61)をめぐり、劉氏の診察時の映像が流出して波紋を呼んでいる。

在北京ドイツ大使館は、劉氏の診察を行ったドイツ人の医師が中国の医師団をたたえる様子を捉えた映像について、編集された監視ビデオの映像を中国の治安当局が流出させたとして批判している。

ドイツ大使館は動画の流出について、医師の守秘義務に関する違反だと指摘したほか、ドイツ側の希望に反したものだとした。

中国外務省の広報担当は、こうしたドイツ側の主張には言及せず、「我々は関係各国に対して、中国の主権を尊重し、内政干渉のために個々のケースを利用しないことを望む」と述べた。

流出した動画は最初、9日に「ユーチューブ」で公開された。米国とドイツから来た医師2人が劉氏の病室を訪問した様子が捉えられている。ドイツ人医師は劉氏の妻に、「中国の医師団が劉氏の治療に熱心に取り組んでいる」などと語っていた。

劉氏は11年の禁錮刑を言い渡されて服役していたが、先月になって、末期の肝臓がんと診断されたことを理由に仮釈放され入院していた。

中国当局は、劉氏に関する国内メディアの報道について検閲を行っておりSNSへの投稿を削除したり、ネット上での検索をブロックしたりしている。

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