銅像から軍備まで、北朝鮮とアフリカの関係に国連が監視の目
最近の調査では、中国が国連制裁の履行に真剣に取り組む姿勢を示している中で、北朝鮮が未開拓市場に力を入れている実態が浮かび上がった。
これに対して米国、日本、韓国などは北朝鮮に対する締め付けの強化を図っている。
日本は最近、ナミビアが北朝鮮と取引を続けているとして、ナミビアの資産を凍結した。
首都ウィントフックでは、北朝鮮によって進められていた新しい国防省本部の建設工事がストップし、CNNが取材に訪れたウィントフック郊外の万寿台海外開発会社本社もひとけがなかった。
だがグリフィス氏はタンザニアの例を挙げ、たとえプロジェクトが減速しても、また再開されると指摘する。さらに、国連や米財務省によれば、中国企業がプロジェクトを引き継いで、下請けに北朝鮮を使う実態も分かっているという。中国は以前から、国連の制裁決議には全面的に従うと強調している。
ナミビアは、国連パネルに対して調査団の派遣を求めているが、国連パネル側はナミビアなどのアフリカ諸国に対し、書面による確認を要求している。
そうでなければ、資金が引き続き北朝鮮に流れている可能性もあるとグリフィス氏は述べ、「我々は証拠を目にする必要がある」と強調した。