英政権ナンバー2、コンピューターにポルノ所持か 本人否定
ロンドン(CNN) 閣僚のセクハラ疑惑に揺れる英国で、今度はメイ首相に次ぐ実質ナンバー2のダミアン・グリーン筆頭国務相が、仕事用のコンピューターに「過激な」ポルノコンテンツを保存していた疑惑が浮上した。本人は強く否定している。
英紙サンデー・タイムズはロンドン警視庁元幹部の話として、政府からの情報流出について捜査していた警察が、2008年にグリーン氏の議会用のコンピューターを調べたところ、1台からポルノコンテンツが見つかったと伝えた。
グリーン筆頭国務相はこの報道について、「全くの虚偽であり、汚れた信頼できない筋が出所」と反論した。
この報道に先立つ1日には、女性記者がタイムズ・オブ・ロンドン紙への寄稿で、2015年にグリーン筆頭国務相に言い寄られたと告白していた。グリーン氏はこの訴えについても否定している。メイ首相はグリーン氏のほか、保守党議員多数について調査を指示した。
英閣僚のセクハラ疑惑では、マイケル・ファロン国防相が1日、15年前の夕食会の席で女性記者の膝に触れたことを認めて辞任。その後別の女性記者も、2003年にファロン氏が自分にキスしようとしたと訴えた。
相次ぐ疑惑がメイ首相にとって打撃となるのは確実で、首相は数日中に党の幹部を集めてセクハラや嫌がらせ対策について話し合う。