客船が沈没 3人死亡、150人行方不明に コンゴ
(CNN) アフリカ中部コンゴ民主共和国(旧ザイール)のチセケディ大統領は18日までに、キブ湖で客船が沈没して約150人が行方不明になっていると明らかにした。事故は15日夕に発生していたが、事故の詳細がはっきりしてきたのは17日になってきてからだった。
チセケディ大統領は事故の報道について「非常に悲しい」と述べた。
南キブ州の当局者はCNNの取材に対し、これまでのところ37人が救助されたと明らかにした。現場から3人の遺体が収容された。同国東部ゴマの港から定員オーバーの客船が出発し、南キブ州の湖で船が転覆した。小型の船で乗客名簿もなく、大量の貨物が積まれていたという。
コンゴでは水路が主要な輸送手段なため、死者の出る船舶の事故がたびたび発生している。世界保健機関(WHO)によれば、2015年にコンゴ川で2隻の船舶が衝突し、100人以上が行方不明になる事故も起きていた。