8歳少女が死亡、雇い主の鳥逃がして暴行受ける パキスタン
(CNN) パキスタン・ラワルピンディで、メイドとして違法に雇われていた8歳の少女が雇い主に暴行されて死亡したことがわかった。警察によれば、ペットのオウムを逃がしたことで暴行を受けたという。
警察幹部によれば、ザフラさんは5月31日、餌を与えようとかごを開けたところ、オウムが飛び去ってしまった。
雇い主は罰としてザフラさんを意識がなくなるまでなぐり、その後、病院へ放置した。ザフラさんは6月1日に死亡した。
病院が警察に通報し、容疑者2人が拘束されている。
警察の初期の調査によれば、ザフラさんは病院に運ばれたときにはまだ生存していた。ザフラさんは顔や手、腹部、脚をけがしていた。大腿(だいたい)部に性的暴行を示唆するけがもあったという。
試料の法医学検査が行われて、結果が出るのを待っているという。捜査が完了するまで正式な起訴は行われない。
ザフラさんは家族の幼児の面倒を見るために雇われていた。代わりに教育費が支払われていたという。
パキスタンでは子どもの労働が大きな問題となっている。パキスタン人権委員会の試算によれば、パキスタンでは約1200万人の子どもが労働に従事している。