仏、駐トルコ大使を召還 対イスラム政策めぐる発言は「容認できない」

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フランスのマクロン大統領。トルコのエルドアン大統領のマクロン氏に対する発言をめぐり、フランス政府は駐トルコ大使の召還を決めた/LUDOVIC MARIN/Getty Images

フランスのマクロン大統領。トルコのエルドアン大統領のマクロン氏に対する発言をめぐり、フランス政府は駐トルコ大使の召還を決めた/LUDOVIC MARIN/Getty Images

(CNN) トルコのエルドアン大統領がフランスの対イスラム政策を批判し、マクロン仏大統領を侮辱した発言は「容認できない」として、仏政府は24日、駐トルコ大使の召還という「異例」の措置を発表した。

エルドアン氏は24日、与党・公正発展党(AKP)の会議でマクロン氏の政策を強く批判。イスラム教徒への態度をめぐり、同氏は「何らかの精神治療を受ける必要がある」と主張した。

エルドアン氏はまた、宗教の自由を信条とせず、さまざまな宗教の自国民を攻撃的する国家元首に対して「ほかに言うことがあるだろうか」と問い掛けた。

マクロン氏は、歴史教師がパリ近郊で今月に殺害された事件を、イスラム過激派によるテロとして厳しく非難。過激派への取り締まりを強化している。

仏大統領府の報道官は24日、CNNとのインタビューでエルドアン氏に対し、「あらゆる面で危険」な政策を変更するよう迫った。同報道官はまた、エルドアン氏が教師殺害事件に弔意を表さなかったこと、仏製品の不買運動を呼び掛けていることに対しても強い不快感を示した。

両首脳はこれまでも衝突を繰り返していた。さらにパキスタンのカーン首相も同日、マクロン氏の姿勢を「イスラムへの攻撃」と非難。同氏が欧州や世界各地のイスラム教徒数百万人を攻撃し、感情を害したと主張した。

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