ミャンマー与党で2人目の死者、拘束後に拷問か

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アウンサンスーチー氏の解放を求めるミャンマーの人々=9日、ミャンマー・バゴー/KP/Penta Press/Shutterstock

アウンサンスーチー氏の解放を求めるミャンマーの人々=9日、ミャンマー・バゴー/KP/Penta Press/Shutterstock

(CNN) ミャンマーからの情報によると、アウンサンスーチー氏率いる国民民主連盟(NLD)の男性メンバー1人が軍部に拘束された後、死亡した。

ミャンマーの政治犯を支援する団体AAPPが発表した声明によると、このメンバーは教育機関のトップを務めていた。最大都市ヤンゴンで治安部隊による夜間の強制捜索を受けて拘束され、9日に死亡が発表された。

死因は確認されていないが、AAPPによれば拷問を受けたとみられる傷を負っていた。

拘束される直前にフェイスブックのライブ配信で、全国に向けて「独裁に対し昼夜を問わず、24時間抗議しよう」と呼び掛けていた。「われわれは命をかけて軍を倒す」「国連などの機関を含む国際社会に、ミャンマーの市民が民主主義を望んでいることを示している」とも述べていた。

軍部の拘束後に死亡したNLDのメンバーは2人目。AAPPによると、6日に拘束されたNLD幹部がその夜、拷問を受けて死亡していた。

人権団体からは国軍に対し、死因をただちに調べるよう求める声が上がった。

同国では先月1日のクーデター以降、多数の政府職員やデモ参加者、ジャーナリスト、活動家らが拘束されている。夜間に突然連れ去られ、行方が分からなくなったケースも多い。

AAPPによれば、クーデター以降に拘束または起訴されたり、量刑を言い渡されたりした人は1939人に及んでいる。

8日には独立系メディア5社の免許がはく奪された。治安部隊は8日から9日にかけ、複数のメディアの事務所を捜索。このうち1社の共同創業者と編集長が拘束されたとの情報もある。

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