ミャンマーの少数民族支配地域、軍の空爆で子どもも死傷
同国では数十年にわたり、20以上の少数民族武装組織が権利拡大や自治を求めて軍との衝突を繰り返してきた。KNUを含む多くの組織は先月の軍事クーデターを非難し、抗議デモを支持している。
KNUの支配地域が軍の空爆を受けたのは20年ぶりとされる。KNUは声明で、軍による攻撃を止めて住民らが帰還できるよう、27日朝にタイ国境付近の軍拠点を攻撃、占拠したと述べた。
KNUによると、今度は軍の地上部隊が支配地域を包囲し、2015年に成立した停戦を無視して侵攻を図っているという。声明は「われわれの土地を守るため、軍の重大な脅威に立ち向かう以外に道はない」と、対決姿勢を表明している。