台湾脱線事故 作業車両の運転手が謝罪、「深く後悔」
(CNN) 台湾東部で発生した列車の脱線事故で、事故に関連があるとみられている作業車両の運転手が4日に謝罪し、「深く後悔している」と語った。
当局が線路に落下した作業車両について調査を行っている。2日に発生した脱線事故時には498人が乗車していた。台湾の中央災害応変センター(CEOC)によれば、事故により50人が死亡したほか、202人が負傷した。
運転手は、深く後悔しているとし、最大限の心からの謝罪をしたいと述べた。適切に責任を果たすため警察や検察による捜査にも協力するとしている。
台湾中央通信(CNA)によれば、運転手は3日に保釈が認められたが、その後、逃亡や共謀、証拠隠滅の恐れがあるとして保釈が取り消された。
CNAによれば、捜査員は車両のブレーキについて、機械の故障かあるいは人的過失によって、適切にかかっていなかったかどうかについて調べている。
台湾政府は乗客全員に対する補償の計画を発表している。遺族に対して死者1人に対して約2000万円を支払うとしているほか、重傷者は約1000万円、他の負傷者は約150万円を受け取る見通し。