金鉱山で崩落事故、32人死亡 スーダン
スーダン・ハルツーム(CNN) アフリカ北東部スーダンの西コルドファン州にある金鉱山で崩落事故があり、救助隊が作業員数十人の遺体の収容作業を行っている。現地当局が明らかにした。
スーダン国有スーダン・ミネラル・リソーシズ・カンパニーのディレクター、ハレド・アル・ダーウェイ氏によると、26日の崩落事故発生当時、採掘現場には36人の作業員が働いていたが、1人は助かったという。
アル・ダーウェイ氏は、当局は現在も深さ20メートルの採掘現場で遺体の捜索活動を行っていると述べた。
ロイター通信の報道によると、スーダンは長年の経済危機に苦しんでおり、中には生計を立てるために低開発地域での危険な労働に従事する者もいるという。
アル・ダーウェイ氏は「会社は、作業員らに一定の深さまでしか採掘しないよう注意しているが、彼らは守っていない」とした上で、「(今回のような崩落事故は)しばしば発生しており、多くの人命が失われている」と付け加えた。
金はスーダンで最も高価な輸出品で、金鉱業は同国最大の産業のひとつとなっている。