激戦で破壊された町、投降するウクライナ兵 ロシア軍のドローンが映す惨状
続いて少なくとも6人のウクライナ兵が両手を頭に載せた姿で連行され、ロシア軍に拘束される場面が映し出された。
親ロシア派のSNSによれば、映像に映っているのは民間軍事会社ワグネル・グループの兵士だった。ロシア政府とつながりのあるワグネルは、シリアやリビア、アフリカ諸国にも工作員を派遣し、2014年のドンバス紛争にもかかわっていた。CNNでは確認できていないものの、西側の情報機関は、ロシア軍が民間企業や傭兵を動員しているとみている。
ルハンスク州やドネツク州で複数の町を守っていたウクライナ軍は、砲撃やロケット攻撃が何週間も続く中でも退却を拒み、もう何も守るものがなくなった時点でようやく、捕虜にならないよう撤退している。
しかしポパスナにいた少なくとも数人のウクライナ兵に、脱出の選択肢は残されていなかった。