エリザベス女王の国葬、19日にウェストミンスター寺院で 英
(CNN) 英王室は10日、エリザベス女王の国葬を19日にロンドンのウェストミンスター寺院で執り行うと発表した。
10日に公式に即位したチャールズ新国王は発表に先立ち、葬儀の日を国民の休日とするよう指示した。
女王の遺体は現在、亡くなった時の滞在先である北部スコットランドのバルモラル城に安置されている。
棺(ひつぎ)は11日午前に6時間かけて、スコットランドの中心都市エディンバラにある英君主の公邸、ホリールード宮殿へ向かう。
12日には同市のセント・ジャイルズ大聖堂に移されて礼拝が行われ、国王夫妻やスコットランドの各界関係者が参列する。
棺は礼拝後24時間、一般市民に公開される。12日夜は国王ら王室メンバーによる通夜が予定されている。
13日には長女のアン王女に付き添われて空路ロンドンへ運ばれ、バッキンガム宮殿の大広間に1晩安置される。
14日にウェストミンスター宮殿内のホールへ移され、これに続いて王室メンバーらが静かに行進する。
葬儀当日には、さらにウェストミンスター寺院への行進が行われる予定。葬儀の詳細は数日中に発表される。
寺院での礼拝の後、ウィンザー城内のセント・ジョージ礼拝堂へ移動して埋葬の礼拝が行われる。
葬儀の計画は何年も前から作成され、生前の女王も意見を出す機会があったとみられる。
ウェストミンスター寺院は女王が1947年にフィリップ殿下と結婚した場所だが、君主の葬儀は1760年のジョージ2世以来、行われていない。
国葬には世界各国の首脳らが招かれる見通し。参列者の名簿は未発表だが、バイデン米大統領も9日、参列する意向を表明した。